僕等がいた
第17回目のこだわりの《表情》は、
漫画、僕等がいた の《表情》です。
初めて読んだ少女漫画でした。
少女漫画は勝手に苦手意識を持っていてあまり読むことがなかったのですが、
オススメされて読みました。
主人公の高橋はすぐ泣きます。
そんなこだわりの泣き顔がこちら。
小畑友紀、『僕等がいた』、小学館、12年3/31初版、16巻、引用
これは最後の泣き顔です。
嬉し泣き、悔し泣き、辛い泣き、悲しい泣き
沢山の泣き顔の最後は嬉し泣き、、、
という言葉だけでは言い表せないほど沢山の感情が入り混じっているんです!
言うなれば今までの泣き顔が全部救われた『救い泣き』なんです。
主人公高橋の魅力ってこれでもかってくらい真っ直ぐなんです。
こんなに真っ直ぐな子は現実にはいないと思います笑
でもこんなに真っ直ぐに恋をしたい人は沢山いるんだあとも思います。
だから読者は高橋を応援したくなるんです。
自分ができない、やりたいことをやってる高橋に感情移入できるんです!
そんな高橋はさっき言った通り沢山泣きます。
でも全部違う涙なんです。
同じ、目から涙が出るという行為でも、
黒目の大きさ、眉毛の角度、口の形、顔の角度によって伝わることは変わっていきます。
『細部へのこだわり』これって物を作る時には本当に大切な事だと思うんです!!
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細部のこだわり、要素の使い方で伝わることは変えられる、変わってしまう
クリエイターはそこに注意しなければならないんだと痛感しましたね。
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