DRAGONBALL
相手に感情を伝える一番のツール、、、
それは《表情》
そしてその表情の魅力を引き出すための《演出の面白さ》
それによってよりリアルに、見た人に感情が伝わると思います。
僕のブログでは表情の魅力とそれを引き出すための演出の面白さ等に注目して
皆様に伝えていきたいと思います。
第一回目のこだわりの《表情》は、
誰もが知るドラゴンボール 孫悟空の《表情》です。
ドラゴンボールに《表情》にこだわっているイメージはありますか?
なんとなく、戦っている、叫んでいる、勢いがある、
そんなイメージだと思います。
確かにその熱さがドラゴンボールの爽快感や面白さ何ですが、
こんな魅力的な《表情》もあるんです。
鳥山明『ドラゴンボール』、集英社、03年10/8初版、22巻199ページ、引用
このシーンをご存知でしょうか?
フリーザを倒した後の悟空の表情です。
悟空にとってのフリーザの存在は、
倒さないといけない相手。
倒すべき相手なんだけど、でも本当は倒したくない相手です。
悟空はフリーザのことが好きなんです。そんな相手なんです。
そんな知識をつけたところでの
悟空の《表情》。
すごく複雑な表情に見えますよね。
眉間にしわを寄せてその目つきから怒りを感じ、
歯を食いしばっている口元からは悔しさや後悔のようなものも感じられる。。
流れる汗があることによって、哀れんで、呆れるような表情にも見え、
髪の毛が流れていることによって、表情に空間が生まれているんです、、、!!
こんなたくさんの要素を表情で表現しているなんて、、、、
凄じくないですか!!!!!!!!!!
これが《表情》の面白さなんです!
次は演出の面白さです。
★1コマ目★
フリーザを消してしまったシーン
煽りで手だけを入れた構図です。
上からの構図にし、悟空の攻撃の後を見せることで、
戦いの壮絶さ、激しさがわかります。
ゴゴゴゴゴゴ、、、、という効果音があることで戦いが終わり、
音だけが響いている場面に入り込めるんです。
さらに手が震えていることで
倒してしまった、倒したくはなかった、やってしまった感も出ています。
★そして2コマ目★
ここで悟空の顔を見せない俯瞰からの構図で吹き出しを一個作ることによって、
一呼吸置けて間が生まれます。
間があることで、より一層悟空の表情にインパクトが生まれます。
そこからのこの表情。
熱い!!!!!!!!!!
この3つのコマ全てにこんなにも意味が含まれているんです!
めちゃくちゃ面白くないですか!?
このように一枚のページにも
表情や演出がぎっしり詰まっています!!!!!
お分りいただけますでしょうか!!!!
パーーーと読んでしまう漫画のこのたった3コマの中にも
読者に伝わる仕掛けがしっかりとあるのです。
今後もそんな面白さをピックアップして載せていきたいと思います。
僕のこのブログで大好きな漫画や作品の《表情》の魅力が
皆様に少しでも伝わればなと思います★
僕自身も楽しんで書いていきます!!
よろしくお願いします!
0コメント